令和2年・51週~感染性胃腸炎、RS ウイルス感染症、A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2020年12月25日

令和2年 第51週(12月14日~12月20日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。

・第51週の定点把握対象疾患の総報告数は795人で,前週より83 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:鹿児島市(21.15)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:志布志(1.33),姶良(1.29)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第51 週の感染性胃腸炎の報告数は448人で,前週より38 人多く,定点当たりの報告数は8.30 であった。
 年齢別では,1歳(108 人),2 歳(75人),10~14歳(52 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(21.15),伊集院保健所(11.00),加世田保健所(10.33)の順に多い。
 鹿児島市保健所が2週連続で流行発生警報域である。

(2)RS ウイルス感染症
 第 51 週のRSウイルス感染症の報告数は 192 人で,前週より37 人多く,定点当たりの報告数は3.56 であった。
 年齢別では,1歳(66人),2 歳(38人),6~11ヶ月(28人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(9.75),出水保健所(8.00),姶良保健所(6.14)の順に多い。

(3)A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎
 第 51 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 58人で,前週より 12 人多く,定点当たりの報告数は1.07であった。
 年齢別では,5 歳(16 人),4 歳(10 人),7 歳(7人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,名瀬保健所(5.00),大口保健所(3.00),出水保健所(2.00)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年12月25日更新)

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