平成30年・26週~、感染性胃腸炎、手足口病 、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年07月06日

平成30年 第26週(6月25日~7月1日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 26 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1156 人で,前週より 108人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(1.33),川薩(4.50),姶良(3.14)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(5.62),西之表(10.00)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(9.15),伊集院(3.75),出水(5.00),大口(4.00),志布志(3.33),
鹿屋(5.00),西之表(8.00),川薩(14.25),姶良(4.14)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 26 週の感染性胃腸炎の報告数は 464 人で,前週より 61 人多く,定点当たりの報告数は 8.59 であった。
年齢別では,1 歳(74 人),3 歳(58 人),2 歳(54人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(19.00),加世田保健所(17.33),姶良保健所(13.71)の順に多い。

(2) 手足口病
第 26 週の手足口病の報告数は 299人で,前週より20 人多く,定点当たりの報告数は 5.54 であった。
年齢別では,1 歳(70 人),3 歳(70 人),2 歳(53人),4 歳(43 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(14.25),鹿児島市保健所(9.15),西之表保健所(8.00)の順に多い。
鹿屋保健所が 10 週連続で,鹿児島市保健所,川薩保健所が8週連続で,志布志保健所が7週連続で,伊集院保健所が 6 週連続で,出水保健所,姶良保健所が 5 週連続で,大口保健所が 4 週連続で,西之表保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 26 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 157 人で,前週より 5 人多く,定点当たりの報告数は 2.91 であった。
年齢別では,5 歳(26 人),6 歳(22 人),2 歳(18人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(10.00),鹿児島市保健所(5.62),川薩保健所(3.75)の順に多い。
西之表保健所が 8 週連続で,鹿児島市保健所が 6週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年7月6日更新)

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