平成30年・44週~、感染性胃腸炎、流行性角結膜炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年11月09日

平成30年 第44週(10月29日~11月4日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第44週の定点把握対象疾患の総報告数は683人で,前週より17 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:川薩(4.25)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水痘(基準値1.0)】:志布志(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第44 週の感染性胃腸炎の報告数は313人で,前週より50 人多く,定点当たりの報告数は5.80 であった。
年齢別では,1 歳(47 人),4 歳(34 人),10~14 歳(31 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(13.67),姶良保健所(10.86),鹿屋保健所(8.40)の順に多い。

(2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 44 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は127 人で,前週より7 人少なく,定点当たりの報告数は2.35 であった。
年齢別では,5 歳(23 人),3 歳(16 人),6 歳(14人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(5.25),鹿児島市保健所(4.77),姶良保健所(2.43)の順に多い。

(3) 流行性角結膜炎
第44 週の流行性角結膜炎の報告数は16 人で,前週より4人多く,定点当たりの報告数は2.29 であった。
年齢別では,20~29歳,30~39歳(それぞれ3人),10~14 歳,40~49 歳(それぞれ2 人),2 歳,4 歳,5 歳,8 歳,60~69 歳,70 歳以上(それぞれ1 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(5.00),姶良保健所(3.00),川薩保健所(2.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年11月9日更新)

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