令和4年 第28週(7月11日～7月17日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。
・第28週の定点把握対象疾患の総報告数は612人で，前週より21 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：
　出水(1.67)
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：
　鹿児島市(5.08),加世田(2.67),鹿屋(5.40),川薩(8.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
　該当なし

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）感染性胃腸炎
　第 28 週の感染性胃腸炎の報告数は 304 人で，前週より 9 人多く，定点当たりの報告数は5.63 であった。
　年齢別では，1 歳（50人），2 歳（45 人）,3 歳（35人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，指宿保健所（11.00)，鹿児島市保健所（10.08)，鹿屋保健所（9.60)の順に多い。

（2）手足口病
　第28 週の手足口病の報告数は174人で，前週より17人少なく，定点当たりの報告数は3.22 であった。
　年齢別では，1歳（83 人），2 歳（29 人），6～11 ヶ月（26 人）であった。
　保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（8.00)，鹿屋保健所（5.40)，鹿児島市保健所（5.08)の順に多い。

（3）咽頭結膜熱
　第28 週の咽頭結膜熱の報告数は39 人で，前週より3人多く，定点当たりの報告数は0.72 であった。
　年齢別では，1 歳（18 人），2 歳（9 人），6～11 ヶ月（8人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，出水保健所（1.67)，鹿児島市保健所（1.62)，加世田保健所（1.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2022年7月22日更新)