平成30年・28週~、感染性胃腸炎、手足口病 、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年07月20日

平成30年 第28週(7月9日~7月15日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 28週の定点把握対象疾患の総報告数は 1105 人で,前週より 38人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:西之表(3.00),川薩(2.75),姶良(3.57)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:鹿児島市(5.31),西之表(4.00)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(8.00),伊集院(3.75),出水(3.67),大口(6.00),志布志(4.67),
鹿屋(3.80),西之表(24.00),川薩(10.00),姶良(6.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 28 週の感染性胃腸炎の報告数は 429人で,前週より 71 人多く,定点当たりの報告数は 7.94 であった。
年齢別では,1 歳(71 人),5 歳(57 人),2 歳(43人),3 歳(43人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(13.77),加世田保健所(13.67),姶良保健所(12.57)の順に多い。

(2) 手足口病
第 28 週の手足口病の報告数は 284人で,前週より53人少なく,定点当たりの報告数は5.26であった。
年齢別では,2 歳(70 人),1 歳(62 人),3 歳(55人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(24.00),川薩保健所(10.00),鹿児島市保健所(8.00)の順に多い。
鹿屋保健所が 12 週連続で,鹿児島市保健所,川薩保健所が 10 週連続で,志布志保健所が 9 週連続で,伊集院保健所が 8 週連続で,出水保健所,姶良保健所が 7 週連続で,大口保健所が 6 週連続で,西之表保健所が 4 週連続で流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 28 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 152 人で,前週より 27人少なく,定点当たりの報告数は 2.81 であった。
年齢別では,5 歳(27 人),4 歳(22 人),3 歳(16人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(5.31),出水保健所(5.00),鹿屋保健所(4.20)の順に多い。
西之表保健所が 10 週連続で,鹿児島市保健所が 8週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年7月20日更新)

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