平成30年3週~ インフルエンザ、 感染性胃腸炎、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ~

2018年01月26日

平成30年 第3週(1月15日~1月21日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 3 週の定点把握対象疾患の総報告数は 8906 人で,前週(4552 人)より 4354 人多い報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:鹿児島市(103.87),指宿(78.67),加世田(53.33),伊集院(98.67),出水(91.60),大口(52.33),志布志(57.80),鹿屋(127.63),西之表(57.00),屋久島(31.00),名瀬(73.00),徳之島(60.00),川薩(129.00),姶良(70.82)
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:姶良(2.86)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(8.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:指宿(21.50)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:鹿屋(2.40)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) インフルエンザ
第 3週のインフルエンザの報告数は 8047 人で,前週より 4273 人多く,定点当たりの報告数は 86.53であった。
年齢別では,10~14 歳(1968 人),7 歳(639 人),6歳(634 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(129.00),鹿屋保健所(127.63),鹿児島市保健所(103.87)の順に多い。
今週は,14 保健所全てが流行発生警報域となっている。

(2) 感染性胃腸炎
第 3 週の感染性胃腸炎の報告数は 498 人で,前週より 67 人多く,定点当たりの報告数は 9.05 であった。
年齢別では,10~14歳(60 人),20 歳以上(54 人),2 歳(53 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(21.50),鹿屋保健所(16.00),姶良保健所(12.29)の順に多い。
今週から,指宿保健所が流行発生警報域となっている。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 3 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は144 人で,前週より 14 人多く,定点当たりの報告数は 2.62 であった。
年齢別では,3 歳(23 人),5 歳(19 人),6 歳(19人),4 歳(17 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(8.00),鹿児島市保健所(5.31),姶良保健所(1.86)の順に多い。
今週から,川薩保健所が流行発生警報域となっている。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年1月26日更新)

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