平成29年35週~ RSウイルス感染症、感染性胃腸炎、 手足口病~

2017年09月08日

平成29年 第35週(8月28日~9月3日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第 35 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1130 人で,前週(1103 人)より 27 人多い報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(2.67),西之表(4.00),姶良(9.43)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(4.77),加世田(3.33),鹿屋(3.80),屋久島(7.00),川薩(6.50),姶良(4.29)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:加世田(6.00),西之表(2.00),川薩(6.50)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(3.67),鹿屋(4.00),西之表(10.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) RSウイルス感染症
第35週のRSウイルス感染症の報告数は267人で,前週より 110 人多く,定点当たりの報告数は 4.94であった。
年齢別では,1 歳(109 人),6~11 ヶ月(68 人),2歳(39 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(24.00),指宿保健所(12.50),鹿児島市保健所(5.92)の順に多い。

(2) 感染性胃腸炎
第 35 週の感染性胃腸炎の報告数は 254 人で,前週より8人多く,定点当たりの報告数は4.70であった。
年齢別では,1 歳(52 人),2 歳(33 人),20 歳以上(27 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(11.40),指宿保健所(11.00),志布志保健所(10.00)の順に多い。

(3) 手足口病
第 35 週の手足口病の報告数は 197人で,前週より27人少なく,定点当たりの報告数は3.65であった。
年齢別では,1 歳(87 人),2 歳(41 人),6~11 ヶ月(25 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,屋久島保健所(7.00),川薩保健所(6.50),鹿児島市保健所(4.77)の順に多い。
鹿屋保健所が17週連続,川薩保健所が13週連続,鹿児島市保健所が11週連続,姶良保健所が7週連続,加世田保健所と屋久島保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年9月8日更新)

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