平成31年 第11週(3月11日～3月17日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。
・第11週の定点把握対象疾患の総報告数は973人で，前週より99 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：鹿児島市(1.85),伊集院(1.00)
【流行性角結膜炎（開始8.0，終息4.0)】：川薩(6.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘（基準値1.0)】：志布志(1.67)

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）
（1） 感染性胃腸炎
第11 週の感染性胃腸炎の報告数は468人で，前週より2人多く，定点当たりの報告数は8.67であった。
年齢別では，1 歳(61 人)，20 歳以上(50人)，3 歳(45 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（14.08)，姶良保健所（13.71)，加世田保健所（13.00)の順に多い。

（2）Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 11 週のＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は142 人で，前週より37人少なく，定点当たりの報告数は2.63 であった。
年齢別では，5 歳(23 人)，6 歳(22 人)，3 歳(21人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，出水保健所（7.33)，鹿児島市保健所（4.08)，大口保健所（4.00)の順に多い。

（3）インフルエンザ
第11 週のインフルエンザの報告数は178 人で，前週より70 人少なく，定点当たりの報告数は1.93 であった。
年齢別では，10～14 歳(43 人)，4 歳(14 人)，15～19 歳(13 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は，志布志保健所（5.80)，鹿屋保健所（4.63)，鹿児島市保健所（2.30)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（平成31年3月22日更新)