平成29年45週~ 感染性胃腸炎、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性耳下腺炎 ~

2017年11月17日

平成29年 第45週(11月6日~11月12日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53 です。
・第 45 週の定点把握対象疾患の総報告数は 860 人で,前週(802 人)より 58 人多い報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:西之表(3.00),姶良(4.14)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(2.67),出水(5.33),川薩(3.50)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:鹿屋(5.40),西之表(11.00)
 ・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:志布志(3.67),川薩(5.00)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 45 週の感染性胃腸炎の報告数は 330 人で,前週より 49 人多く,定点当たりの報告数は 6.23 であった。
年齢別では,2 歳(42 人),1歳(41 人),5 歳(30人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(11.43),志布志保健所(10.67),鹿屋保健所(8.20)の順に多い。

(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 45 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 103 人で,前週より 27人多く,定点当たりの報告数は 1.94 であった。
年齢別では,5 歳(15 人),4 歳(14 人),6 歳(14人),10~14 歳(12 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(5.25),鹿児島市保健所(3.92),姶良保健所(2.43)の順に多い

(3) 流行性耳下腺炎
第 45 週の流行性耳下腺炎の報告数は 91 人で,前週より 10 人多く,定点当たりの報告数は 1.72 であった。
年齢別では,6 歳(18 人),4 歳(17 人),5 歳(16人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(11.00),鹿屋保健所(5.40),川薩保健所(5.00)の順に多い。
西之表保健所が 20 週連続,鹿屋保健所が 13 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年11月17日更新)

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