令和元年・50週~インフルエンザ 、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2019年12月20日

令和元年 第50週(12月9日~12月15日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。

・第50週の定点把握対象疾患の総報告数は2,311 人で,前週より927人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【インフルエンザ(開始30.0,終息10.0)】:志布志(30.40)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(9.25),出水(4.00),西之表(3.00),名瀬(10.33)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(9.50)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:加世田(1.33),伊集院(1.50),鹿屋(2.00)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ(基準値10.0)】:鹿児島市(22.61),指宿(17.33),伊集院(20.00),出水(15.20),鹿屋(23.88),川薩(10.71),姶良(13.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)インフルエンザ
第50週のインフルエンザの報告数は1,434人で,前週より 771 人多く,定点当たりの報告数は15.76 であった。
年齢別では10~14 歳(323 人),7 歳(146 人),8 歳(141 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,志布志保健所(30.40),鹿屋保健所(23.88),鹿児島市保健所(22.61)の順に多い。

(2)感染性胃腸炎
第 50 週の感染性胃腸炎の報告数は 424 人で,前週より72人多く,定点当たりの報告数は8.00であった。
年齢別では1歳(60 人),2歳(51 人),3歳(45人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(14.69),加世田保健所(13.33),指宿保健所(11.00)の順に多い。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第50週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は170人で,前週より27人多く,定点当たりの報告数は3.21 であった。
年齢別では4歳(37 人),5歳(23 人),3歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(9.50),西之表保健所(6.00),鹿児島市保健所と大口保健所(それぞれ5.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和元年12月20日更新)

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