令和6年 第11週(3月11日～3月17日)

☆定点把握対象疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は，インフルエンザ゛/COVID-19 定点89，小児科定点51です。
・第11週の定点把握対象疾患の総報告数は2,703 人で，前週より110人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【インフルエンザ（開始30.0，終息10.0)】：鹿児島市(17.50), 姶良(23.18),鹿屋(18.63),名瀬(11.75)
【咽頭結膜熱（開始3.0，終息1.0)】：鹿児島市(4.83),指宿(1.00),伊集院(3.33), 川薩(7.00),出水(8.67),姶良(6.00),鹿屋(2.00)
【Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎（開始8.0，終息4.0)】：鹿児島市(6.58),伊集院(5.00),出水(8.00),大口(6.00),鹿屋(5.80)
【感染性胃腸炎（開始20.0，終息12.0)】：鹿屋(17.80)
【水 痘（開始2.0，終息1.0)】：大口(6.00)
【流行性角結膜炎（開始8.0，終息4.0)】：川薩(4.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ（基準値10.0)】：指宿(12.00)，伊集院(15.60), 川薩(18.57)，西之表(10.50)，徳之島(16.80)
※ 週報発行後，医療機関，保健所から追加，訂正報告があり，全数・定点の数値が変更する場合があります。

☆定点把握対象疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）
（1）インフルエンザ
　第11週のインフルエンザの報告数は1,283人で，前週より150人多く，定点当たりの報告数は14.42 であった。
　年齢別では，10～14 歳(451人)，9 歳(115 人)，8歳(112 人)の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，姶良保健所（23.18)，鹿屋保健所（18.63)，川薩保健所（18.57)の順に多い。

（2）感染性胃腸炎
　第 11 週の感染性胃腸炎の報告数は 395 人で，前週より 2 人多く，定点当たりの報告数は7.75 であった。
　年齢別では，10～14 歳(46人)，1 歳，8歳(それぞれ40 人)，6歳(39 人)の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿屋保健所（17.80)，鹿児島市保健所（11.92)，川薩保健所（11.25)の順に多い。

（3）COVID-19
　第11 週のCOVID-19 の報告数は544 人で，前週より10 人少なく，定点当たりの報告数は6.11 であった。
　年齢別では，10～14 歳(96 人)，40～49 歳(53 人)，60～69 歳(49 人)の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，指宿保健所（9.33)，川薩保健所（8.71)，伊集院保健所（8.60)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2024年3月22日更新)