平成30年・16週~感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病 ~

2018年04月27日

平成30年 第16週(4月16日~4月22日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第 16週の定点把握対象疾患の総報告数は 964 人で,前週より 127 人多い報告数でした(内容等については 4頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。

【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(4.33),姶良(3.71)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:西之表(12.00),川薩(7.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ(基準値 10.0)】:西之表(14.50)
【水 痘(基準値 4.0)】:大口(4.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第 16 週の感染性胃腸炎の報告数は 438 人で,前週より 69 人多く,定点当たりの報告数は 8.11 であった。
年齢別では,1 歳(70 人),4歳(53 人),2 歳(49人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(16.40),川薩保健所(11.75),指宿保健所(11.00)の順に多い。

(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 16 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 164 人で,前週より 22人多く,定点当たりの報告数は 3.04 であった。
年齢別では,5 歳(29 人),4 歳(27 人),3 歳(19人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(12.00),川薩保健所(7.00),鹿児島市保健所(4.85)の順に多い。
西之表保健所が今週から,川薩保健所は 14週連続で流行発生警報域となっている。

(3) 手足口病
第 16 週の手足口病の報告数は 112人で,前週より4 人多く,定点当たりの報告数は 2.07 であった。
年齢別では,1歳(39 人),2 歳(30 人),3歳(15人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿屋保健所(4.80),川薩保健所(4.00),鹿児島市保健所(3.38)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年4月27日更新)

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