平成29年14週〜 感染性胃腸炎・RA 群溶血レンサ球菌咽頭炎〜

2017年04月16日

平成29年 第14週(4月3日~4月9日)

◆ RA 群溶血レンサ球菌咽頭炎の報告数は前週と比べ増加しました。例年,冬季~春季にかけて流行が見られることから,今後の動向に注意してください。
A 群溶血レンサ球菌咽頭炎の報告数は,前週(63 人)より 17人多い 80 人(定点当たり報告数 1.45)でした。
保健所別では,川薩保健所(3.75),鹿児島市保健所(3.15),志布志保健所(2.67)が多くなっています。図は第 12 週~14週の保健所別報告数の推移を示しています。
年齢別では,2 歳(12 人),5 歳(11 人),8 歳(9 人)の順に多く,1 歳から 5 歳までの全体に占める割合は 55%でした。
全国の定点当たり報告数は 2.08 で,鳥取県(5.21),山形県(4.60),北海道(3.82)の順です。 第12週~14週の保健所別報告数の推移、予防法としては,手洗い・うがいやマスクの着用が有効です。
また,タオル等の共用を避けることも大切です。

◆4 月 7 日に大阪府内における麻しん患者発生の報道発表がありました。大阪府によると患者は 20 歳代女性で関西国際空港内の事業所に勤務していたとのことです。
また,4 月 11 日に石川県金沢市よりインドから帰国した 30 歳代の男性 1 名の麻しん患者発生の情報提供がありました。
ゴールデンウィークには多くの方が海外へ渡航されることが予想されることから,厚生労働省において,海外の感染症の予防に関する注意喚起を行っています。
(厚生労働省ホームページ)>>詳細はこちら

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 14 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1262 人で,前週(1334 人)より 72 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:出水(1.67),西之表(2.00)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息 12.0)】:指宿(18.50),志布志(22.67),鹿屋(20.80)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(4.00),西之表(4.00),名瀬(4.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:指宿(3.00)

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年4月14日更新)

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