平成29年21週〜 感染性胃腸炎・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎・ 咽頭結膜熱〜

2017年06月02日

平成29年 第21週(5月22日~5月28日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 21 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1067 人で,前週(1105 人)より 38 人少ない報告数でした
(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:鹿児島市(4.69),指宿(1.50),出水(3.00)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:出水(5.67),志布志(7.00),鹿屋(3.00)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(3.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:志布志(3.00),西之表(4.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 21 週の感染性胃腸炎の報告数は 493 人で,前週より 13 人少なく,定点当たりの報告数は 8.96 であった。
年齢別では,1 歳(69 人),2 歳(63 人),3 歳(61人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(15.00),鹿屋保健所(13.80),指宿保健所(13.50)の順に多い。

(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 21 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 124 人で,前週より 22人少なく,定点当たりの報告数は 2.25 であった。
年齢別では,4 歳(23 人),5 歳(21 人),6 歳(14人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(7.00),志布志保健所(4.00),西之表保健所(4.00)、屋久島保健所(3.50)の順に多い。

(3) 咽頭結膜熱
第 21 週の咽頭結膜熱の報告数は 102 人で,前週より23人多く,定点当たりの報告数は1.85であった。
年齢別では,1 歳(35 人),3 歳(19 人),2 歳(17人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(4.69),出水保健所(3.00),川薩保健所(2.00)の順に多い。
出水保健所が 9 週連続,指宿保健所が 4 週連続,鹿児島市保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年6月2日更新)

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