令和2年 第46週(11月9日～11月15日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。

・第46週の定点把握対象疾患の総報告数は493人で，前週より9 人少ない報告数でした。

・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：名瀬(9.67),川薩(3.75)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘（基準値1.0)】：名瀬(1.00)


☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）感染性胃腸炎
　第46 週の感染性胃腸炎の報告数は188人で，前週より31 人多く，定点当たりの報告数は3.48 であった。
　年齢別では，1 歳（31 人），10～14 歳（27 人）,6～11ヶ月（19 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，指宿保健所（9.50)，鹿屋保健所（7.00)，鹿児島市保健所（6.31)の順に多い

（2）RS ウイルス感染症
　第46 週のＲＳウイルス感染症の報告数は124 人で，前週より 10 人少なく，定点当たりの報告数は 2.30 であった。
　年齢別では，1 歳（39 人），2 歳（27 人），6～11 ヶ月（18 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，出水保健所（12.00)，鹿屋保健所（3.80)，鹿児島市保健所（3.38)の順に多い。

（3）A 群レンサ球菌咽頭炎
　第 46 週のＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 65人で，前週より26人多く，定点当たりの報告数は1.20 であった。
　年齢別では，4歳（10 人），3 歳，5歳（それぞれ9 人），6 歳（7人）であった。
　保健所別の定点当たり報告数は，伊集院保健所（3.25)，大口保健所（3.00)，鹿児島市保健所（2.15)の順に多い。
　川薩保健所が17週連続，名瀬保健所が5週連続で流行発生警報域です。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2020年11月20日更新)