平成29年25週〜 感染性胃腸炎・ 手足口病・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〜

2017年07月03日

平成29年 第25週(6月19日~6月25日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 25 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1250 人で,前週(1395 人)より 145 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:鹿児島市(2.38),出水(3.33), 姶良(2.29),鹿屋(3.60),西之表(6.00),屋久島(11.00),【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(7.25)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(5.38), 川薩(4.75),志布志(5.00),鹿屋(3.00)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:指宿(9.00)【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(5.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値 10.0)】:徳之島(19.40)【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:鹿屋(4.60)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 25 週の感染性胃腸炎の報告数は 485 人で,前週より 106 人少なく,定点当たりの報告数は 8.82 であった。
年齢別では,1歳(72 人),2 歳(58 人),3 歳(52人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(16.86),指宿保健所(16.50),鹿児島市保健所(12.62)の順に多い。

(2) 手足口病
第 25 週の手足口病の報告数は 160人で,前週より19 人多く,定点当たりの報告数は 2.91 であった。
年齢別では,1 歳(61 人),2 歳(33 人),6~11 ヶ月(20 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(5.38),志布志保健所(5.00),川薩保健所(4.75)の順に多い。
鹿屋保健所が7週連続,志布志保健所が6週連続,川薩保健所が 3 週連続,鹿児島市保健所が今週から流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎第 25 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 146 人で,前週より 15人多く,定点当たりの報告数は 2.65 であった。
年齢別では,5 歳(27 人),4 歳(25 人),3 歳(20人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(7.25),出水保健所(6.00),鹿児島市保健所(4.54)の順に多い。
川薩保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年6月30日更新)

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