令和2年 第41週(10月5日～10月11日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点92，小児科定点54です。

・第41週の定点把握対象疾患の総報告数は531人で，前週より111人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所
【手足口病（開始5.0，終息2.0)】：川薩(4.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。


☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1）RS ウイルス感染症
　第41 週のＲＳウイルス感染症の報告数は203 人で，前週より 72 人多く，定点当たりの報告数は 3.76 であった。
　年齢別では，1歳（78人），2 歳（51人）,3歳（28 人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿児島市保健所（11.31)，姶良保健所（4.43)，徳之島保健所（2.33)の順に多い。

（2）感染性胃腸炎
　第41 週の感染性胃腸炎の報告数は150人で，前週より13 人多く，定点当たりの報告数は2.78 であった。
　年齢別では，10～14 歳（37人），1 歳（22人），2 歳（11人）の順に多かった。
　保健所別の定点当たり報告数は，鹿屋保健所（5.60)，指宿保健所（5.00)，鹿児島市保健所（4.92)の順に多い。

（3）手足口病
　第 41 週の手足口病の報告数は 57 人で，前週より 21人多く，定点当たりの報告数は1.06 であった。
　年齢別では，2歳（21人），1 歳（20人），4 歳（4 人）であった。
　保健所別の定点当たり報告数は，名瀬保健所（4.33)，川薩保健所（4.00)，鹿児島市保健所（1.38)の順に多い。
　川薩保健所が12週連続で流行発生警報域である。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（2020年10月16日更新)