令和2年・4週~インフルエンザ 、感染性胃腸炎、 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ~

2020年02月05日

令和2年 第4週(1月20日~1月26日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点 92,小児科定点 54 です。

・第 4 週の定点把握対象疾患の総報告数は 3178 人で,前週より353 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【インフルエンザ(開始 30.0,終息 10.0)】:鹿児島市(23.52),指宿(32.33),伊集院(24.00),大口(11.50), 鹿屋(13.00),名瀬(24.60),徳之島(12.80),川薩(35.00),姶良(37.91)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:鹿児島市(1.54),伊集院(1.00),出水(3.67),名瀬(4.00)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(14.75)
【感染性胃腸炎(開始 20.0,終息12.0)】:鹿児島市(21.38),鹿屋(20.40)
【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:出水(1.00)
【伝染性紅斑(開始2.0,終息1.0)】:鹿屋(2.40),名瀬(1.67)

・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【インフルエンザ(基準値 10.0)】:加世田(17.50),出水(29.20),志布志(22.60),西之表(21.50)
【水 痘(基準値 1.0)】:川薩(1.25)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) インフルエンザ
第 4 週のインフルエンザの報告数は 2179 人で,前 週より 143 人多く,定点当たりの報告数は23.68 であ った。
年齢別では,10~14 歳(512 人),7 歳(155 人),6 歳 (146 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所 (37.91),川薩保健所(35.00),指宿保健所(32.33) の順に多い。
鹿児島市保健所,鹿屋保健所が 6 週連続で,伊集院 保健所,名瀬保健所が 5 週連続で,大口保健所,徳之 島保健所が 3 週連続で,姶良保健所が 2 週連続で,指 宿保健所,川薩保健所が今週から流行発生警報域である。


(2) 感染性胃腸炎
第 4 週の感染性胃腸炎の報告数は 610 人で,前週よ り119 人多く,定点当たりの報告数は11.30 であった。
年齢別では,1 歳(94 人),2 歳(70 人),10~14 歳(67 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所 (21.38),鹿屋保健所(20.40),加世田保健所(18.00) の順に多い。 鹿児島市保健所,鹿屋保健所が今週から流行発生警 報域である。


(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 4 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 205 人で,前週より 81 人多く,定点当たりの報告数は 3.80 であった。 年齢別では,5 歳(33 人),4 歳(31 人),3 歳(27 人) の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所 (14.75),鹿児島市保健所(5.77),出水保健所(5.67) の順に多い。 川薩保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(令和2年2月3日更新)

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