平成31年・14週~感染性胃腸炎、流行性角結膜炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2019年04月15日

平成31年 第14週(4月1日~4月7日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第14週の定点把握対象疾患の総報告数は884人で,前週より57 人多い報告数でした(4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(2.00),出水(1.00),西之表(1.00)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(8.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0) 】:鹿屋(1.40)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第14 週の感染性胃腸炎の報告数は494人で,前週より73 人多く,定点当たりの報告数は9.15 であった。
年齢別では,1 歳(113 人),2 歳(66 人),4 歳(49人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(17.00),鹿児島市保健所(16.54),加世田保健所(15.33)の順に多い。

(2)流行性角結膜炎
第14 週の流行性角結膜炎の報告数は15 人で,前週より2人多く,定点当たりの報告数は2.14 であった。
年齢別では,50~59歳,60~69歳(それぞれ3人),3 歳,70 歳以上(それぞれ2人),1 歳,4 歳,20~29歳,30~39 歳,40~49歳(それぞれ1 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(8.00),姶良保健所(4.00),鹿屋保健所(2.00)の順に多い。
川薩保健所が7 週連続で,流行発生警報域である。

(3)A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 14 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は103 人で,前週より5 人多く,定点当たりの報告数は1.91 であった。
年齢別では,4歳(16 人),6 歳(14 人),5 歳(13人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(4.67),鹿児島市保健所(3.31),大口保健所(3.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年4月12日更新)

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