令和4年・ 1週~感染性胃腸炎、手足口病、RS ウイルス感染症~

2022年01月14日

令和4年 第1週(1月3日~1月9日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点91,小児科定点53です。(通常より各1 減)
・第1週の定点把握対象疾患の総報告数は700人で,前週より146 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:鹿児島市(4.46), 川薩(9.00),出水(2.00)
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(2.75),出水(3.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所 【水 痘(基準値1.0)】:大口(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第 1 週の感染性胃腸炎の報告数は 338 人で,前週より 128 人多く,定点当たりの報告数は6.38 であった。
 年齢別では,2 歳(60 人),1 歳(56 人),10~14 歳(35 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(12.50),鹿児島市保健所(11.31),鹿屋保健所(7.60)の順に多い。

(2)手足口病
 第1週の手足口病の報告数は131 人で,前週より25 人少なく,定点当たりの報告数は2.47 であった。
 年齢別では,1歳(57 人),2 歳(31 人),3 歳(20 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(9.00),鹿児島市保健所(4.46),出水保健所,大口保健所(それぞれ2.00)の順に多い。
 鹿児島市保健所が21週連続,出水保健所が20週連続,川薩保健所が6週連続で流行発生警報域である。

(3)RS ウイルス感染症
 第 1 週のRSウイルス感染症の報告数は 103 人で,前週より10 人少なく,定点当たりの報告数は1.94 であった。
 年齢別では,1 歳(40人),0~5 ヶ月(24人),6~11ヶ月,2歳(それぞれ16人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(11.00),出水保健所(8.67),志布志保健所(2.67)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2022年1月14日更新)

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