令和2年・48週~感染性胃腸炎、RS ウイルス感染症、A 群レンサ球菌咽頭炎~
2020年12月04日
令和2年 第48週(11月23日~11月29日)
☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第48週の定点把握対象疾患の総報告数は513人で,前週より29 人少ない報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:名瀬(3.33),川薩(2.50),【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:名瀬(2.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
該当なし。
☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1)感染性胃腸炎
第48 週の感染性胃腸炎の報告数は203人で,前週と同数で,定点当たりの報告数は3.76 であった。
年齢別では,10~14歳(34 人),1歳(31人),20歳以上(21 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(7.00),鹿児島市保健所(6.69),鹿屋保健所(6.60)の順に多い。
(2)RS ウイルス感染症
第48 週のRSウイルス感染症の報告数は145 人で,前週より25人多く,定点当たりの報告数は2.69 であった。
年齢別では,1歳(49人),2 歳(32人),3 歳(18 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(4.75),姶良保健所(3.71),出水保健所(3.67)の順に多い。
(3)A 群レンサ球菌咽頭炎
第 48 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は47 人で,前週より 2 人多く,定点当たりの報告数は0.87 であった。
年齢別では,10~14歳(7人),4歳,5 歳,6歳(それぞれ6人),3 歳(5人)であった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(1.77),名瀬保健所(1.67),出水保健所(1.33)の順に多い。
【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年12月7日更新)