平成29年 第20週(5月15日～5月21日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は，インフルエンザ定点93，小児科定点55 です。
・第 20 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1105 人で，前週（1068 人）より 37 人多い報告数でした（内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値（開始基準値及び終息基準値）以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱（開始 3.0，終息 1.0)】：指宿(1.00),出水(2.67)
【手足口病（開始 5.0，終息 2.0)】：志布志(7.00),鹿屋(5.80)
【流行性耳下腺炎（開始 6.0，終息 2.0)】：出水(4.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎（基準値 3.0)】：指宿(3.50),鹿屋(3.80),名瀬(4.00)

☆定点報告疾患（定点当たり報告数の上位３疾患の発生状況）

（1） 感染性胃腸炎
第 20 週の感染性胃腸炎の報告数は 506人で，前週より 42 人多く，定点当たりの報告数は 9.20 であった。
年齢別では，2 歳(75 人)，１歳(66 人)，4 歳(52人)の順に多かった。保健所別の定点当たり報告数は，鹿屋保健所
（15.80)，鹿児島市保健所（14.31)，指宿保健所（12.50)の順に多い。

（2） Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 20 週のＡ群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 146 人で，前週より 3 人少なく，定点当たりの報告数は 2.65 であった。
年齢別では，4 歳(20 人)，5 歳(18 人)，6 歳(18人)，7 歳（16 人），8 歳（16 人）の順に多かった。保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（5.25)，鹿児島市保健所（4.38)，西之表保健所（4.00)の順に多い。

（3） 流行性角結膜炎
第 20 週の流行性角結膜炎の報告数は 17 人で，前週より 14 人少なく，定点当たりの報告数は 2.43 で
あった。年齢別では，4 歳(2 人)，5歳(2 人)，30～39 歳(2人)，60～69 歳(2 人)が多かった。保健所別の定点当たり報告数は，川薩保健所（4.00)，姶良保健所（3.00)，鹿児島市保健所（2.50)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
（平成29年5月29日更新)