平成29年28週〜 感染性胃腸炎・ 手足口病・ヘルパンギーナ〜

2017年07月21日

平成29年 第28週(7月10日~7月16日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54 です。
・第 28 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1398 人で,前週(1405 人)より 7 人少ない報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:鹿児島市(1.31),出水(1.33),鹿屋(1.20),西之表(6.00),屋久島(17.00),姶良(4.00)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(5.25)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:鹿児島市(14.23),志布志(7.67),鹿屋(9.00),川薩(14.25)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:指宿(13.00),加世田(8.00)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(4.00),西之表(6.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:鹿屋(4.20)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 28 週の感染性胃腸炎の報告数は 396 人で,前週より 19 人少なく,定点当たりの報告数は 7.33 であった。
年齢別では,1歳(65 人),2 歳(53 人),4 歳(39人),10~14 歳(39 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(14.00),加世田保健所(12.67),姶良保健所(12.57)の順に多い。

(2) 手足口病
第 28 週の手足口病の報告数は 365人で,前週より57 人多く,定点当たりの報告数は 6.76 であった。
年齢別では,1歳(106 人),2 歳(64 人),4 歳(50人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(14.25),鹿児島市保健所(14.23),鹿屋保健所(9.00)の順に多い。
鹿屋保健所が10週連続,志布志保健所が9週連続,川薩保健所が 6 週連続,鹿児島市保健所が 4 週連続で流行発生警報域である。

(3) ヘルパンギーナ
第 28 週のヘルパンギーナの報告数は 179 人で,前週より 17 人少なく,定点当たりの報告数は 3.31 であった。
年齢別では,1歳(69 人),2 歳(36 人),3 歳(32人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(13.00),加世田保健所(8.00),鹿児島市保健所(5.69)の順に多い。
指宿保健所が 4 週連続,加世田保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年7月21日更新)

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