平成29年26週〜 感染性胃腸炎・ 手足口病・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〜

2017年07月07日

平成29年 第26週(6月26日~7月2日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 26 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1181 人で,前週(1250 人)より 69 人少ない報告数でした
(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:鹿児島市(2.15),出水(1.33),鹿屋(2.20),西之表(6.00),屋久島(13.50),姶良(3.43)【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(4.75)【手足口病(開始 5.0,終息2.0)】:鹿児島市(7.92),志布志(7.33),鹿屋(2.40),川薩(5.00)【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:指宿(12.50)【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(5.00),西之表(15.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値 10.0)】:徳之島(13.20)【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:鹿屋(3.40)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 26 週の感染性胃腸炎の報告数は 356 人で,前週より 129 人少なく,定点当たりの報告数は 6.47 であった。
年齢別では,1歳(58 人),2 歳(47 人),3 歳(38人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(13.00),姶良保健所(10.71),鹿屋保健所(9.40)の順に多い。

(2) 手足口病
第 26 週の手足口病の報告数は 211人で,前週より51 人多く,定点当たりの報告数は 3.84 であった。
年齢別では,1歳(64 人),2 歳(44 人),3 歳(24人),4 歳(24 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(7.92),志布志保健所(7.33),川薩保健所(5.00)の順に多い。
鹿屋保健所が8週連続,志布志保健所が7週連続,川薩保健所が 4 週連続,鹿児島市保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

(3)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 26 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 137 人で,前週より 9 人少なく,定点当たりの報告数は 2.49 であった。
年齢別では,2 歳(20 人),4 歳(19 人),3 歳(16人),6 歳(16 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,志布志保健所(6.67),川薩保健所(4.75),屋久島保健所(4.00)の順に多い。
川薩保健所が 3 週連続で流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年7月7日更新)

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