平成30年・42週~、感染性胃腸炎、流行性角結膜炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2018年10月30日

平成30年 第42週(10月15日~10月21日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第42週の定点把握対象疾患の総報告数は684人で,前週より90 人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。( )は定点当たり報告数
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:川薩(1.50)
【ヘルパンギーナ(開始6.0,終息2.0)】:加世田(2.33)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:鹿屋(5.00),川薩(8.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水痘(基準値1.0)】:志布志(1.67)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第42 週の感染性胃腸炎の報告数は292人で,前週より43 人多く,定点当たりの報告数は5.41 であった。
年齢別では,1歳(41 人),3 歳(33 人),5 歳(32人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(11.00),鹿屋保健所(8.40),指宿保健所(7.50)の順に多い。

(2)流行性角結膜炎
第42 週の流行性角結膜炎の報告数は18 人で,前週より2人多く,定点当たりの報告数は2.57 であった。
年齢別では,30~39 歳(4 人),5 歳(3 人),2 歳,8 歳,20~29歳,60~69 歳(それぞれ2人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(8.00),鹿屋保健所(5.00),鹿児島市保健所(1.25)の順に多い。
鹿屋保健所が 4 週連続で,川薩保健所が今週から流行発生警報域である。

(3) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 42 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は134 人で,前週より45人多く,定点当たりの報告数は2.48 であった。
年齢別では,5 歳(19 人),3 歳(15 人),10~14 歳(14 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,大口保健所(6.00),川薩保健所(5.25),鹿児島市保健所(4.77)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成30年10月30日更新)

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