令和2年・49週~感染性胃腸炎、RS ウイルス感染症、A 群レンサ球菌咽頭炎~

2020年12月11日

令和2年 第49週(11月30日~12月6日)

☆定点報告疾患の発生状況

・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。

・第49週の定点把握対象疾患の総報告数は586人で,前週より73 人多い報告数でした。

・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:名瀬(3.67),川薩(2.25),【水 痘(開始2.0,終息1.0)】:名瀬(1.33)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所
【水 痘(基準値1.0)】:西之表(1.00),姶良(1.00)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1)感染性胃腸炎
 第 49 週の感染性胃腸炎の報告数は 258 人で,前週より55人多く,定点当たりの報告数は4.78 であった。
 年齢別では,1 歳(49 人),10~14 歳(36 人),2歳(28 人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(11.62),指宿保健所(6.50),鹿屋保健所(5.20)の順に多い。

(2)RS ウイルス感染症
 第 49 週のRSウイルス感染症の報告数は 126 人で,前週より19 人少なく,定点当たりの報告数は2.33 であった。
 年齢別では,1 歳(45 人),2 歳(30 人),3歳(21人)の順に多かった。
 保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(10.75),出水保健所(5.00),姶良保健所(3.86)の順に多い。

(3)A 群レンサ球菌咽頭炎
 第 49 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は75 人で,前週より 28 人多く,定点当たりの報告数は1.39 であった。
 年齢別では,4 歳(19人),10~14 歳(10人),7 歳(9 人)であった。
 保健所別の定点当たり報告数は,出水保健所(6.67),大口保健所(3.00),鹿児島市保健所(1.92)の順に多い。


【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(2020年12月14日更新)

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