平成31年・16週~感染性胃腸炎、手足口病、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎~

2019年05月07日

平成31年 第16週(4月5日~4月21日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点92,小児科定点54です。
・第16週の定点把握対象疾患の総報告数は1377 人で,前週より373人多い報告数でした。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始3.0,終息1.0)】:伊集院(2.50)
【感染性胃腸炎(開始20.0,終息12.0)】:鹿児島市(21.31),加世田(30.33),出水(22.33),鹿屋(20.40)
【手足口病(開始5.0,終息2.0)】:志布志(6.00),鹿屋(5.00),姶良(5.71)
【流行性角結膜炎(開始8.0,終息4.0)】:川薩(10.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【水 痘(基準値1.0)】:鹿屋(1.00)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)
(1) 感染性胃腸炎
第16 週の感染性胃腸炎の報告数は763人で,前週より245 人多く,定点当たりの報告数は14.13 であった。
年齢別では,1 歳(163 人),2 歳(103 人),4 歳(86人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,加世田保健所(30.33),出水保健所(22.33),鹿児島市保健所(21.31)の順に多い。
上記保健所に鹿屋保健所を加えた県内 4 保健所が今週から流行発生警報域である。


(2)手足口病
第16 週の手足口病の報告数は135人で,前週より61 人多く,定点当たりの報告数は2.50 であった。
年齢別では,1 歳(68 人),2 歳(27 人),6~11 ヶ月(25 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,志布志保健所(6.00),姶良保健所(5.71),鹿屋保健所(5.00)の順に多い。
上記3 保健所が今週から流行発生警報域である。

(3)A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 16 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は126 人で,前週より21人多く,定点当たりの報告数は2.33 であった。
年齢別では,10~14 歳(18 人),3歳(17 人),4歳(16 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(5.08),大口保健所,西之表保健所(それぞれ3.00)の順に多い。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成31年4月26日更新)

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