平成29年17・18週〜 感染性胃腸炎・ 咽頭結膜熱・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〜

2017年05月15日

平成29年 第17・18週(5月1日~5月7日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 18 週の定点把握対象疾患の総報告数は 959 人で,前週(1241 人)より 282 人少ない報告数でした
(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:指宿(4.00),出水(2.67)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:志布志(3.00),川薩(6.75)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(3.67)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:指宿(3.50),西之表(4.00)


☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 18 週の感染性胃腸炎の報告数は 436 人で,前週より 114 人少なく,定点当たりの報告数は 7.93 であった。
年齢別では,1 歳(70 人),2 歳(57 人),4 歳(57人),3 歳(46 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,姶良保健所(14.86),鹿屋保健所(10.80),鹿児島市保健所(10.31)の順に多い。

(2) A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
第 18 週のA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は 94 人で,前週より 17 人少なく,定点当たりの報告数は 1.71 であった。
年齢別では,4 歳(14 人),5 歳(12 人),1 歳(10人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,川薩保健所(3.75),鹿児島市保健所(3.54),屋久島保健所(3.00)の順に多い。

(3) 咽頭結膜熱
第 18 週の咽頭結膜熱の報告数は 83 人で,前週より11人多く,定点当たりの報告数は1.51であった。
年齢別では,1 歳(33 人),3 歳(13 人),~11ヶ月(11 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(4.00),出水保健所(2.67),鹿児島市保健所(2.54)の順に多い。
出水保健所が 6 週連続,指宿保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年5月11日更新)

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