平成29年27週〜 感染性胃腸炎・ 手足口病・ヘルパンギーナ〜

2017年07月14日

平成29年 第27週(7月3日~7月9日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 27 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1405 人で,前週(1181 人)より 224 人多い報告数でした(内容等については 4 頁参照)。
・流行発生警報の基準値(開始基準値及び終息基準値)以上の保健所は次のとおりです。
【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:鹿児島市(1.46),出水(1.33),鹿屋(2.00),西之表(7.00),屋久島(12.50),姶良(5.00)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(5.50)
【手足口病(開始 5.0,終息2.0)】:鹿児島市(13.38),志布志(5.33),鹿屋(4.60),川薩(9.25)
【ヘルパンギーナ(開始 6.0,終息 2.0)】:指宿(17.50),加世田(13.00)【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(4.33),西之表(11.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:鹿屋(4.60)
【インフルエンザ(基準値 10.0)】:徳之島(13.20)【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:鹿屋(3.40)

☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 27 週の感染性胃腸炎の報告数は 415 人で,前週より 59 人多く,定点当たりの報告数は 7.55 であった。
年齢別では,1歳(80 人),2 歳(54 人),3 歳(45人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(17.00),鹿屋保健所(16.20),姶良保健所(12.14)の順に多い。

(2) 手足口病
第 27 週の手足口病の報告数は 308人で,前週より97 人多く,定点当たりの報告数は 5.60 であった。
年齢別では,1歳(78 人),2 歳(70 人),3 歳(38人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,鹿児島市保健所(13.38),川薩保健所(9.25),志布志保健所(5.33)の順に多い。
鹿屋保健所が9週連続,志布志保健所が8週連続,川薩保健所が 5 週連続,鹿児島市保健所が 3 週連続で流行発生警報域である。

(3) ヘルパンギーナ
第 27 週のヘルパンギーナの報告数は 196 人で,前週より 117 人多く,定点当たりの報告数は 3.56 であった。
年齢別では,1歳(66 人),2 歳(42 人),3 歳(31人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(17.50),加世田保健所(13.00),鹿児島市保健所(5.00)の順に多い。
指宿保健所が 3 週連続,加世田保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年7月14日更新)

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