平成29年24週〜 感染性胃腸炎・ 手足口病・ 咽頭結膜熱〜

2017年06月23日

平成29年 第24週(6月12日~6月18日)

☆定点報告疾患の発生状況
・今週の定点医療機関は,インフルエンザ定点93,小児科定点55 です。
・第 24 週の定点把握対象疾患の総報告数は 1395 人で,前週(1132 人)より 263 人多い報告数でした
(内容等については 4 頁参照)。

【【咽頭結膜熱(開始 3.0,終息 1.0)】:鹿児島市(4.23),指宿(3.00),出水(3.67), 姶良(3.86),西之表(7.00)
【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎(開始 8.0,終息 4.0)】:川薩(8.00)
【手足口病(開始 5.0,終息 2.0)】:志布志(7.00), 川薩(5.25),鹿屋(4.20)
【流行性耳下腺炎(開始 6.0,終息 2.0)】:出水(2.33),西之表(16.00)
・流行発生注意報の基準値以上の保健所は次のとおりです。
【インフルエンザ(基準値 10.0)】:徳之島(20.80)
【流行性耳下腺炎(基準値 3.0)】:鹿屋(5.80)
☆定点報告疾患(定点当たり報告数の上位3疾患の発生状況)

(1) 感染性胃腸炎
第 24 週の感染性胃腸炎の報告数は 591 人で,前週より 96人多く,定点当たりの報告数は 10.75 であった。
年齢別では,1歳(109 人),2 歳(74 人),10~14歳(56 人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,指宿保健所(19.50),姶良保健所(18.43),鹿児島市保健所(14.62)の順に多い。

(2) 手足口病
第 24 週の手足口病の報告数は 141人で,前週より34 人多く,定点当たりの報告数は 2.56 であった。
年齢別では,1歳(39 人),2 歳(34 人),3 歳(21人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,志布志保健所(7.00),川薩保健所(5.25),鹿屋保健所(4.20)の順に多い。
鹿屋保健所が6週連続,志布志保健所が5週連続,川薩保健所が 2 週連続で流行発生警報域である。

(3) 咽頭結膜熱
第 24 週の咽頭結膜熱の報告数は 138 人で,前週より49人多く,定点当たりの報告数は2.51であった。
年齢別では,1歳(43 人),2 歳(25 人),3 歳(18人)の順に多かった。
保健所別の定点当たり報告数は,西之表保健所(7.00),鹿児島市保健所(4.23),姶良保健所(3.86)の順に多い。
出水保健所が 12 週連続,鹿児島市保健所が 4週連続,指宿保健所,西之表保健所,姶良保健所が今週から流行発生警報域である。

【鹿児島県感染症情報センターより参照】
(平成29年6月23日更新)

戻る
メニュー
HOME 予定 知識 HELP